JR東日本 時差通勤でポイント還元サービス開始へ 定期券を使わない通勤向けサービスも

働き方や働く環境の見直しが進み、通勤スタイルが多様化するなか、時差通勤や、定期券以外での通勤利用を想定した新しいポイント還元サービスを、JR東日本が開始します。

「通勤の新しい形」にあわせて

 JR東日本が2021年1月27日(水)、働き方や働く環境を見直す動きが進み、通勤スタイルが多様化するなか、時差通勤や、定期券以外での繰り返し利用でポイントが貯まるサービスを新たに開始すると発表しました。

 時差通勤を応援するという「オフピークポイントサービス」は、平日朝にSuica通勤定期券を使い、ピーク時間帯より前の1時間(早起き時間帯)に改札口を入場した場合は15ポイント、後の1時間(ゆったり時間帯)に入場した場合は20ポイント還元するというもの。時間帯は駅によって異なり、「早起き時間帯」は5時台から7時台、「ゆったり時間帯」は7時台から9時台などです。

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山手線のE235系電車(画像:写真AC)。

 対象エリアは、東京を中心に小田原駅、大月駅、青梅駅、本庄駅、古河駅、土浦駅、上総一ノ宮駅、君津駅などの範囲。2021年3月15日から2022年3月31日までが実施期間です。「JRE POINT」に登録したSuica通勤定期券の利用で、「JRE POINT」がたまります(要エントリー。通学定期券などそれ以外の定期券は対象外)。

 JR東日本によると、このポイントサービスによるピークシフト効果を、今後の新たな定期券サービスの検討において参考にするといいます。

「リピートポイントサービス」は、同一運賃区間の利用が同一月内に10回で、運賃1回分相当の「JRE POINT」を還元。さらに月11回以上の利用で、1回ごとに運賃の10%相当の「JRE POINT」を還元するもの。回数券のような割り引き形態で、週に数日程度の出勤である場合など、定期券を使わず通勤する利用者に向いた内容です。

「JRE POINT」へのSuica登録のみで利用でき、対象範囲はJR東日本在来線全てのSuicaエリア。2021年3月1日から実施されます。

 コロナ禍をきっかけとした通勤スタイルの変化に対応する動きは、JR西日本も混雑を避けた時差通勤で「ICOCAポイント」がたまるサービスを2021年4月1日から開始する予定です。

【了】

【路線図】時差通勤でポイントが還元されるエリア

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