佐世保ゆかりの護衛艦「あさゆき」の錨 駅前でモニュメントに

練習艦に転籍することなく一貫して護衛艦のままでした。

海の街佐世保にふさわしいシンボルとして

 海上自衛隊で30年以上にわたって運用された護衛艦の主錨が、JR佐世保駅前にモニュメントとして設置され、2021年7月21日(水)に除幕式が行われました。

 この主錨は昨年、2020年11月16日(月)に退役した護衛艦「あさゆき」のものです。

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現役時の護衛艦「あさゆき」。赤丸で囲ったものが主錨(画像:海上自衛隊)。

「あさゆき」は、はつゆき型護衛艦の11番艦として、神奈川県横須賀市で1985(昭和60)年10月16日に進水、1987(昭和62)年2月20日に就役すると、新編された第3護衛隊群第45護衛隊(当時)に編入され、佐世保に配備。以来、所属部隊は変わっても33年間、一貫して佐世保を母港にして護衛艦として活動し続けました。

 海の街佐世保の玄関口であるJR佐世保駅にふさわしい新たなシンボルとして、JR九州が防衛省に要請、海上自衛隊佐世保地方総監部が貸与する形でこのたび展示に至ったとのこと。除幕式にはJR佐世保駅長のほか、海上自衛隊佐世保地方総監や「あさゆき」最後の先任伍長なども出席して行われました。

 展示された主錨は、高さ約3m、幅約1.5m、重さ約3t。設置場所は、えきマチ1丁目佐世保パティオ広場、管理主体はJR九州の子会社であるJR九州ビルマネジメントです。

【了】

【佐世保のシンボルに】「あさゆき」主錨 除幕式の様子

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