左右の座席ナシ、ど真ん中に「立ち掛けシート」 京都地下鉄烏丸線の新車 ユニーク内装

全編成違うデザイン!

烏丸線の新型

 京都市交通局が2021年度から、地下鉄烏丸線に40年ぶりとなる新型車両を導入します。その内装が、なかなかユニークです。

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烏丸線の新型車両に設けられる「おもいやりエリア」の「立ち掛けシート」のイメージ(画像:京都市交通局)。

 先頭車両(1号車、6号車)には、多目的スペース「おもいやりエリア」が設けられます。ここは車内両側の座席を取り払ったうえ、床の中央に衝立のような仕切りが設けられ、それが「立ち掛けシート」になっています。西武鉄道40000系電車の「パートナーゾーン」などに似通いますが、ここに“京都らしさ”が盛り込まれます。

 仕切りの上部は、伝統産業の素材を飾り付けるガラス張りスペースになっており、全9編成18種類でそれぞれ異なる素材が飾り付けられるとのこと。第一編成には、西陣織と京友禅の生地が選ばれました。

 このほか外観や内装には、伝統産業の金属工芸による「交通局章」、京象嵌(ぞうがん)による車両番号などの「標記銘板」、金属工芸による「釘隠し」、北山丸太と京くみひもなどを用いた「吊手」などが設置されます。これら伝統産業を活用した内装品は、一般販売やふるさと納税への出品も予定されています。

【了】

【顔は?】新型車両の内外装をチェック

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コメント

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2件のコメント

  1. このような配置は西武40000系のパートナーゾーンと同じですね。

  2. 観光都市として差別化を図らないといけないのは充分わかるのですが、とはいえこんなことやっていられるほど京都市営地下鉄の財務状態良かったですかね?

    投資に見合うだけの利用増があれば良いのですが…