「通信容量約2倍」になった東海道新幹線の無料Wi-Fi 使ってみた 時間無制限はデカいぞ

東海道新幹線の無料Wi-Fiが進化しました!

7号車と8号車で

 移動時間でも仕事がしやすいよう、JR東海が、東海道新幹線におけるビジネス環境の整備を進めています。

 そうしたなか2021年10月1日(金)から、新しい無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」の提供が開始されました。

 東海道・山陽新幹線の最新車両「N700S」の、7号車(普通車指定席)と8号車(グリーン車指定席)で、Wi-FiのルーターとAPを増設。約2倍の通信容量を実現したそうです(増設は順次実施される予定)。

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「S Wi-Fi for Biz」が提供されるN700S(恵 知仁撮影)。

 実際に使ってみたところ、通信速度は、ほかの人の利用状況などに左右されるため、状況にもよると思いますが、従来の「Shinkansen_Free_Wi-Fi」とくらべ、明らかに快適だったことがあります。

 それは「利用時間の制限がない」こと。従来のものは1回30分までで、利用中に切れてしまうこともよくありました。そのストレスがないのは、大きいです。

 JR東海では今後、利用状況などを見て、東海道新幹線のWi-Fi環境について検討していくとのこと。

 なお、「S Wi-Fi for Biz」が利用できるN700Sを使った「のぞみ」7号車は、10月1日(金)から、通話やWebミーティングもOKな「S Work車両」になり、簡易ついたてやUSB充電器の貸し出しなどが行われます(貸し出しは東海道区間のみ)。

【了】

【写真】新たに新幹線車内へ用意される「新Wi-Fiサービス」の案内 ログイン画面も違う

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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