高速を走る名古屋市バス「高速1系統」廃止へ 43年の歴史に幕 有松・大高地区の路線再編で

栄から有松方面へ「ワープ」する路線でした。

栄から名古屋市南部を直結

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名古屋市交通局のバス車両(画像:名古屋市交通局)。

 名古屋市交通局は路線バスのダイヤ改正を4月2日(土)に実施。その中で、JR大高駅や名鉄鳴海駅などのアクセス路線を拡充するとともに、栄から直行していた「高速1系統」を廃止するとしています。

 高速1系統は、名古屋市中心部の栄バス停から南下し、緑区にある森の里団地バス停まで、およそ25kmを結びます。鶴舞駅南側の円上バス停を出ると、名古屋高速の3号大高線に進入。一気に南下し、有松町口無池バス停までノンストップで高速道路を走り抜けます。

「高速1」系統は、1979(昭和54)年に名古屋高速が開通したことを受け、名古屋の都市部と周辺地域を直結するという目的で開設されました。

 高速道路を走行することから、車両は一般の路線バス車両であるものの、全席にシートベルトが完備。さらに運賃は通常の210円より10円上乗せされています。

 この「名物路線」が、路線再編により、使命を終えたとして、43年間の歴史に幕を閉じます。

【了】

【市バスなのに高速を走る「高速1系統」のルート】

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