韓国列車正面衝突 なぜ働かないATS

韓国で列車の正面衝突事故が発生。運転士は「信号を見間違えた」と発言していますが、そのときATSなどの安全装置は働かなかったのでしょうか。

すれ違う予定の駅を通過

 2014年7月22日(火)、韓国で列車の正面衝突事故が発生。1人が死亡し、およそ90人の重軽傷者を出しました。

 事故が起きた区間は、線路が1本で列車がすれ違えない「単線」です。こうした場合、駅の部分だけ線路が複数敷かれていて、そこですれ違えるようになっています。

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駅ですれ違い可能になっている単線区間の例(事故とは無関係)。

 今回の韓国の場合でも、事故現場付近の文曲駅がそうした複数の線路がある構造で、すれ違いが可能。ソウル行きの観光列車はそこで停車し、反対側からやってくる列車を待って無事にすれ違ったあと、発車するというダイヤでした。

 しかし観光列車はすれ違える文曲駅で停車せず、そのまま通過。一本道の単線区間に進入し、反対側からやってきた列車と正面衝突してしまった、と伝えられています。

 なぜこのような事故が起きてしまったのでしょうか。

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コメント

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1件のコメント

  1. 韓国の鉄道線にATSが導入されているなんて話はトンと聞きませんがね。第一そんな立派な装置があったところで奴らに正しく使いこなせる能力があるとも思いませんがね?