120km/hで走るゆりかもめ? 三菱重工が高速車両開発

最高速度が60km/h程度のため、短距離交通機関という印象の強い「新交通システム」ですが、三菱重工が120km/hで走るものを開発。「新交通システム」のあり方が変わるかもしれません。

最高速度が従来の倍に

 2014年10月2日、三菱重工業は最高速度120km/hの「高速新交通システム」を開発したと発表しました。

三菱重工業が開発した最高速度120km/hの「高速新交通システム」。

 「新交通システム」とは、ゴムタイヤを用いた小型の車両が専用の軌道に設置された案内軌条(案内レール)に従い、自動運転で走る交通システムのことです。東京のお台場を走る「ゆりかもめ」や、大阪南港を行く「ニュートラム」となどが挙げられます。

 ただ厳密に言えば「新交通システム」とは、モノレールから動く歩道まで様々な形態の新しい交通システムを指します。しかし現在の日本で「新交通システム」といえば、「ゆりかもめ」や「ニュートラム」のような交通システムを指すのが一般的です。この記事においても「新交通システム」は、そうした交通システムを意味するものとします。

 さて「新交通システム」の最高速度は現在、60km/h程度です。しかし三菱重工業は120km/hを達成。最高速度の低い「新交通システム」は都市内の比較的短距離な路線において、また空港内の移動手段として多く用いられてきましたが、速度が倍になったことにより、都市と郊外を結ぶ路線においても「通勤客をはじめ多くの利用者に、より高い利便性を提供」できるとしています。これによって短距離のイメージが強かった「新交通システム」のあり方が、変わるかもしれません。

 三菱重工業はこの「高速新交通システム」の投入によって、急速に経済が発展している東南アジアや中東などを想定し、受注拡大を目指す方針です。

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コメント

1件のコメント

  1. すごい…。