鉄道員への暴力行為 最も多い発生理由は「理由なし」

加害者で最も多い年代は「60代以上」でも

 2014年度上期において、鉄道係員に対する暴力行為が最も多く発生した場所は「改札」で47件38%。続いて「ホーム」40件32%、「車内」17件13%、「通路」9件7%、「階段」2件2%、「その他」10件8%となっています。

 加害者の年齢で最も多いのは「60代以上」の26件21%。そして「40代」25件20%、「30代」21件17%、「20代」19件15%、「50代」15件12%、「10代」7件5%、「不明」12件10%と続きます。

 ただ総務省統計局が発表した2013年度10月のデータを元に、10歳から69歳までの人口を年代別に算出したところ「10代」は12.7%、「20代」は14.0%、「30代」は17.8%、「40代」は19.3%、「50代」は16.5%、「60代」は19.6%となっており、加害者が多い年代は人口も多い傾向がうかがえます。

 さてこうした鉄道係員に対する暴力行為について、その最も多い発生の契機は「理由なく」という漠然としたものでしたが、ひとつ、決定的な数字が出ています。「加害者の飲酒状況」です。全125件のうち、「飲酒あり」の場合が90件で72%を占めています。

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