北陸、そして山陽 2015年も新幹線イヤーに

初代0系など4車両がデザインされた40周年記念マーク

 これに伴いJR西日本は2015年2月から2016年3月まで、「感謝の気持ちを乗せて。山陽新幹線全線開業40周年キャンペーン」を実施する予定です。

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山陽新幹線を走った4車両が描かれる40周年記念ロゴマーク(画像提供:JR西日本)。

 記念のロゴマークに描かれている新幹線車両は下からN700系(2007年登場)、700系「ひかりレールスター」(2000年登場)、500系(1997年登場)、そして山陽新幹線開業当時に使われていた0系です。「40周年」にかけて4本の車両を配置したといいます。

 山陽新幹線の全線開業記念日である2015年3月10日(火)には式典が開かれる計画です。また新幹線の駅構内や店舗などでも記念イベントが実施されるほか、記念グッズや復刻商品の販売も。JR西日本によると詳細は今後順次発表するそうですが、記念価格での旅行商品販売や、旅行商品購入者への記念特典付与もあるとのこと。山陽新幹線がお得な1年間になりそうです。

 さて金沢駅まで延伸する北陸新幹線、40周年の山陽新幹線以外にもこの先1年を見ると、注目を集めそうな新幹線があります。青函トンネルをくぐり抜け、2016年3月に新青森~新函館北斗間で開業が予定されている北海道新幹線です。2014年における北陸新幹線と同様、次第にその話題が多くなっていくことでしょう。財務省が発行を告知している新幹線開業50周年記念の100円硬貨も登場が待たれます。2015年もその最後まで、日本の高速鉄道「新幹線」から目が離せなさそうです。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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