北陸新幹線に導入されるグランクラス、グリーン車や東北新幹線との違いは?

北陸新幹線にも登場する、「新幹線のファーストクラス」と呼ばれるグランクラス。その概要が発表されました。グリーン車と、また既にグランクラスが営業している東北新幹線と、はたしてどのような点が異なるのでしょうか。

空間的なゆとりがあるグランクラス

 「新幹線のファーストクラス」とも呼ばれる「グランクラス」。グリーン車よりも上級の車両として2011年3月5日から、東北新幹線「はやぶさ」で営業を開始しました。

 2015年3月14日に金沢まで延伸開業する北陸新幹線にもグランクラスは導入され、1月30日(金)、その概要が発表されました。北陸新幹線のグランクラス、まずグリーン車とはどのような違いがあるのでしょうか。

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北陸新幹線の「グランクラス」客室イメージ(画像提供:JR西日本)。

 まず座席について見てみると、シートピッチ(座席の前後間隔)はグリーン車が1160mmなのに対し、グランクラスは1300mm。座席有効幅はグリーン車が475mmでグランクラスが525mmです。グリーン車よりゆとりがあることが分かりますが、グランクラスの座席はそうしたサイズ的な意味以外でも、座席がグリーン車と違いパーティションで区切られているほか、1両の定員がグリーン車の3分の1以下となる18人のため、大勢が集まることによる騒々しさが少ないなど、「空間的なゆとり」を備えていることが大きな特徴です。

 またリクライニング角度はグリーン車が最大37度なのに対し、グランクラスは43.6度。もちろん電動です。

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