自動車タイヤは「大径&極細」の時代に? 車両デザインへの影響も

ブリヂストンがこれまでの常識にとらわれない発想で、従来品よりタイヤの横幅を細く、直径を大きくし、30%も転がり抵抗を低減した新しいエコタイヤを登場させました。今後、こうした大径&極細タイヤが一般的になる可能性がありますが、それによって車のデザインも変わるかもしれません。

燃費向上へ改善の余地があるタイヤ

 いまや自動車にとって燃費向上は至上課題です。各自動車メーカーは血のにじむような努力を日々しながら、燃費を少しでも向上させようとしてしますが、正直なところ、一気に良くなるような技術は存在しません。素材だったり、技術などで地道な改善を繰り返して積み重ねているのが現状です。

 そのなかで注目を集めているのがタイヤ。つねに路面へ接地し、表面が変形し続けているだけに相当の転がり抵抗が存在し、改善の余地が大きいためです。すでにタイヤについては転がり抵抗を減らしたいわゆる「エコタイヤ」が一般的で、またエコ度を評価したラベリング制度も導入されタイヤ選択の参考になっています。

 しかし極端なことをいえば、エコタイヤといっても従来形タイヤの延長線上にあるものにすぎませんし、実際の燃費向上率は非常に小さいものです。そうした状況のなか既成概念を覆すようなことはできないか、ということでブリヂストンの「エコピアEP500オロジック」というタイヤが登場しました。

BMW i3に純正採用された「エコピアEP500オロジック」(撮影:近藤暁史)。

 BMWのi3に純正採用されたことでも話題になったこのタイヤ、特徴は見ただけですぐにわかります。サイズが「155/70 R19」という、まるでバイクのような細くて大きいタイヤであることです。

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コメント

9件のコメント

  1. 接地面と転がり抵抗と空力でメリットが有るならばレーシングカーで採用されるはずですよね?
    レースに使ってタイムが同じならば信用出来るけどね~

    • 接地面・グリップはメリットありではなく、これまでと不変もしくは遜色ない、ではないでしょうか。
      それも乗用車として。
      記事中でもそのように書かれているようです。
      >タイヤが細くなって減った接地面積をタイヤ経を大きくすることで補い、ほぼ変わらない接地面積を実現した

      タイヤの回転モーメント、このタイヤを収容するための車体重量増などもありそうなので、本当に省燃費と言えるかどうか疑問ですが。

  2. 大径&極細の欠点は、接地圧が増加することによりタイヤが摩耗のしやすく、タイヤ交換のサイクルが短くなることだと思います。

    • 大径&極細の欠点は、接地圧が増加することによりタイヤが摩耗しやすく、タイヤ交換のサイクルが短くなることだと思います。

  3. かっこわるっ

  4. タイヤの大きさが大きくなることの欠点はデザインだけではありません。

    一般的に、タイヤの外形が大きくなるとタイヤ自身の慣性モーメントが大きくなり、同じ重さで外形の小さいタイヤよりも加速や減速に多くのエネルギーが必要になると思います。
    そのため、加速や減速が繰り返される市街地走行の燃費は悪くなり、制動距離も長くなります。

    もちろん車側で対策可能だと思いますが、そういう対策をしないタイヤの物理特性についてを記載するのが公平な記事だと思います。

    意図的にデメリットを隠した内容で消費者の誤解を誘い、同じ記事のなかで特定のメーカーの具体的な商品名を記載するは何故なのでしょうか?

  5. 実際の走行試験など、精査をすることなくメーカーの言うなりの提灯記事をレポートするのは簡単です。
    オロジックのどこがいいのか?どこが悪いのか?ちゃんとテストしてください。
    ADACのような客観的な記事にしなければ、自動車ジャーナリストとはいえませんね。

  6. 自転車を例にとって見るとタイヤの外径が大きい程、断然乗りやすいでしょ!、自身がエンジンなのだから小さな変化であっても経験的に体が覚えていると思います。

  7. いっそ自転車のタイヤを履けば!!