50年で3/4になった東京と大阪の距離 新幹線スピードアップの歴史

2015年3月のダイヤ改正で、23年ぶりにスピードアップする東海道新幹線。今回は270km/hから285km/hという15km/hの速度向上ですが、そうした改良を積み重ねてきた約50年の歴史で、東京~新大阪間の時間距離は3/4に縮まっています。

開業1年後から本領を発揮した東海道新幹線

 2015年3月14日(土)に、東海道新幹線の最高速度が23年ぶりにアップします。現在の270km/hから、285km/hになるのです。それを間近に控えた2月25日(水)、一足先に東海道新幹線の285km/h走行を体験できる臨時列車が、一般参加者と報道関係者を乗せて東京~新大阪間で運転されています。

 初の「新幹線」である東海道新幹線は、1964(昭和39)年10月1日の開業から現在に至るまで、およそ50年間にわたり歴史を積み重ね、安全性や快適性はもちろんのこと、そのスピードについても進化を重ねてきました。

 東海道新幹線が1964年10月1日に開業した当初、最高速度は210km/hで、東京~新大阪間を初代新幹線車両0系が4時間で結びました。

 ただその翌年の1965(昭和40)年11月1日、一気に東京~新大阪間の所要時間が3時間10分へ短縮されます。しかし、最高速度は変わりません。これは開業当初、東海道新幹線には徐行が必要な区間があり、最初の約1年間は「暫定ダイヤ」で運行していたためです。いわばこの1965年11月1日から、東海道新幹線は本領を発揮したことになります。

 その「本領発揮」以降、東海道新幹線の所要時間が初めて短くなったのは1985(昭和60)年3月14日のこと。わずか2分の違いではありますが、0系と100系(1985年登場)が3時間8分で東京~新大阪間を結ぶようになります。ただ、最高速度は210km/hのままです。

 最高速度が初めてアップするのは翌1986(昭和61)年11月1日、開業から22年後のことになります。220km/hになり、東京~新大阪間の所要時間が最短で最短2時間52分(標準2時間56分)と初めて3時間を切りました。

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