北陸新幹線利用実績発表 金沢駅は富山駅の倍

駅によって差が大きい利用者数

「新幹線のファーストクラス」とも呼ばれるグランクラスについて、東京~金沢間の料金は26970円と普通車指定席利用の倍近い額になりますが、こちらも高い利用率になっています。

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専任アテンダントによるサービスもあるグランクラス(2015年2月、恵 知仁撮影)。

 開業から3日間のグランクラス平均乗車率について、JR西日本管内(上越妙高~糸魚川間)では83%、JR東日本管内(高崎~軽井沢間)では87%を記録。特に開業初日は高く、JR西日本管内では平均90%、JR東日本管内では平均93%の乗車率でした。

 また同じく開業から3日間における各駅の1日平均新幹線利用実績は、長野駅が約7000人、飯山駅が約800人、上越妙高駅が約2300人、糸魚川駅が約600人、黒部宇奈月温泉駅が約700人、富山駅が約4700人、新高岡駅が約1600人、金沢駅が約9800人。延伸区間で利用者が多かったのは終点の金沢駅を筆頭に長野駅、富山駅の順で、少なかったのは糸魚川駅、黒部宇奈月温泉駅、飯山駅の順という結果になりました。

 JR西日本は「3日間を通して大きなダイヤ乱れも無く、順調なスタートとなりました」とコメントしています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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3件のコメント

  1. JR西日本とJR東日本が発表した北陸新幹線各駅の利用実績は、JR西日本は「乗車実績」、JR東日本は「利用実績」なので、単純に数を比較できないと思います。JR西日本は乗車した人の数、JR東日本は乗り降りした人の数だと思います。比較するには、JR西日本の「乗車実績」のほぼ2倍の数とJR東日本の「利用実績」を比べなければと思います。

  2. 確認したところ、JR西日本、JR東日本ともに降車客を含んでいないそうです。思い違いで申し訳ありませんでした。

    しかし、JR西日本は団体客を含まず、JR東日本は団体客は含んでいるので、単純に数を比較できないことには変わりないと思います。

  3. 予想では飯山、妙高高原、黒部だと思ったが。