津軽今別駅、新幹線工事で全列車通過に しかし影響は僅少?

北海道新幹線工事に伴って、津軽今別駅へ停車する列車がなくなります。「全列車が通過」となると大変な話ですが、この駅の場合、そうとも限らなそうです。

JR同士で隣り合いながら別名の駅

 JR北海道は2015年4月3日(金)、海峡線の津軽今別駅について全列車を通過させると発表しました。

 海峡線は青森県の中小国駅と北海道の木古内駅を青函トンネル経由で結ぶ路線で、青森と函館を結ぶ「津軽海峡線」の一部を構成しています。津軽今別駅は海峡線の青森県内にある駅です。

 今回、津軽今別駅で全列車が通過になる理由としてJR北海道は新幹線工事を挙げており、期間は2015年8月10日(月)から当分のあいだとしています。

 海峡線では現在、2016年3月の開業を目指し北海道新幹線を通すための工事が実施されており、この津軽今別駅は新幹線開業後、奥津軽いまべつ駅という新幹線駅に生まれ変わる予定です。

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JR北海道の津軽今別駅(写真左上)はJR東日本の津軽二股駅と隣接している(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 「全列車が通過」となれば利用者に大きな影響が出そうですが、津軽今別駅のすぐ隣にJR東日本津軽線の津軽二股駅があるため、そこへの移動手段が断たれることにはなりません。また津軽今別駅に停車する列車自体、上下線それぞれ1日2本のみです。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 津軽今別から乗ると一回の乗り換えで新幹線に乗れますけど、津軽二股から乗ると新幹線までに少なくとも3回乗り換えなきゃならなくないですか?
    表面上のことだけごたくをならべて、本来の失われることをあげないのはメディアのダメなところ。
    所要時間はどれくらい減ると思ってます?乗客のこと、考えて書いてます?必要がない駅なら本来はもっと早く無くなってるし、そもそも作らないですよ。

  2. 旧津軽今別の利用者は1日1人。
    日常利用している人がいるとは思えない。(1人というのは鉄道ファンの利用?)
    批判が「表面しか見ておらず」まとはずれ過ぎはしないでしょうか?