新横浜で新幹線折り返し訓練 異常時の運行を確保

東海道新幹線の新横浜駅で、列車を新大阪駅方面へ折り返す訓練などが行われます。東京~新横浜間が不通になったことなどを想定したもので、異常発生時に役立ちそうです。

どこでも、いつでもできるわけではない折り返し運転

 JR東海は2015年4月24日(金)、新横浜構内で「異常時を想定した実践訓練」を行うと発表しました。

 想定は「地震により列車が停止し、係員による点検に相当な時間を要することが判明した」というもので、大きくふたつの訓練が実施されます。

 ひとつは、駅手前に停止した列車から乗客を降車させ、最寄り駅へ徒歩で誘導する訓練です。列車からは梯子で降車。線路脇の通路を使って新横浜駅ホームへ向かいます。

新横浜上りホームからまず下り線の東京側へ入り、そこで折り返して新横浜下りホームに入る(画像:JR東海)。

 もうひとつは、東京~新横浜間が運行不能になったことを想定した、新横浜駅での折り返し運転訓練です。折り返すことになった列車の車内点検や清掃、座席転換の手順を確認する訓練と、上りホームに到着した車両を下りホームへ入れ換える訓練を行うといいます。

 新横浜駅では現在、東海道新幹線の折り返し運転は行われていないほか、折り返し運転にあたって必要な車内整備作業も行われていません。また新横浜駅は、大量の列車を折り返せる構造にはなっていません。しかしこうした訓練を行うことによって異常発生時、新横浜駅以西での新幹線運行を多少なりとも確保することができます。

 JR東海によると、訓練が行われるのは5月28日(木)の23時50分から26時30分までの予定で、東海道新幹線の駅係員・乗務員のほか沿線の施設・電気関係機関の社員ら約140人が参加するそうです。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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