「ビール列車」の先駆け、大井川鐵道 今夏も運行

暑くなると全国でしばしば見られる「ビール列車」。その先駆けという大井川鐵道が、今夏も運行を行います。車両は非冷房ですが、夏の夜、それがまた良いのかもしれません。

非冷房車の夜、ビールと共に

 大井川鐵道(静岡県島田市)は2015年5月2日(土)、毎年恒例になっている「納涼ビール列車」の運行について発表しました。

お座敷客車は西武鉄道の「通勤電車」を改造したもの(画像提供:大井川鐵道)

 新金谷を18時00分に発車し、千頭駅到着19時13分。同30分に折り返し、新金谷駅へ20時44分へ帰ってくるというダイヤで、そのあいだは生ビールとレモンサワーが飲み放題。おつまみも付くほか、酒、おつまみの持ち込みもOKとのこと。車両には、畳敷きになったお座敷客車(80人)と、車両後部がオープンデッキになった展望車(30人)が使われます。大井川鐵道によるとあくまで計算上ながら、新金谷を出て新金谷に戻って来ると、一挙に110人の酔っ払いが誕生するそうです。

 運転日は7月17日(金)、18日(土)、24日(金)、25日(土)、31日(金)、8月1日(土)、8日(土)、21日(金)、22日(土)。行代金は大人(20歳以上)6000円、中人(中学生から19歳まで)4000円、小人(幼児~小学生)3000円で、乗車には予約が必要です。また金谷~新金谷間で連絡列車の運転も行われます。

 大井川鐵道によると、同鉄道での「ビール列車」運行は1984(昭和59)年の夏にスタート。現在、夏になると各地の鉄道で同様に車内でビールを楽しむイベント列車が運行される例がしばしば見られますが、大井川鐵道はその先駆けといい、「大井川から、南アルプスの山々から車内に入る涼風を浴びながら、おいしいビールはいかがですか?」と話しています。使用される車両に冷房はありませんけれども、逆にそれが良い風情なのかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

1件のコメント

  1. 鉄道ダイヤ情報では、昼間にも運行があるそうだが?

    大井川鐵道HPをチェックせなアカンか…。