まぐろきっぷで飲酒運転撲滅 お得なきっぷが持つ可能性

過去最高の枚数を売上げ、人気の京急「みさきまぐろきっぷ」。こうしたおトクなきっぷは、社会的な意義を生み出すことがあるようです。

電車とバス、マグロ、遊びをセットに

 京急電鉄が発売している「みさきまぐろきっぷ」が人気を集めています。同社によると2014年度の売上は12万555枚で、過去最高を記録したとのこと。ラジオ・パーソナリティの玉川美沙さんもこのきっぷを使ったことがあるそうで、「移動もアクティビティも無駄なく動けて満足♪」だったといいます。

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「まぐろ食事券」で提供された寿司。店舗によって刺身や煮物など、様々な形でマグロを楽しめる(2014年7月、恵 知仁撮影)。

 このきっぷは京急線各駅から、マグロで知られる三崎港(神奈川県三浦市)周辺までの電車往復、バスフリー乗車券、「まぐろ食事券」と、水族館や水中観光船、温泉などのレジャー施設利用券がセットになったもの。通常、品川駅から三崎口駅まで電車で往復するだけで1860円ですが、この「みさきまぐろきっぷ」は+1200円の3060円とおトクになっており、2013年度は6万1355枚だった年間販売枚数が、2014年度は先述の通り12万555枚と倍増しています。

 京急電鉄によるとその理由として、2014年に5周年できっぷをリニューアルし「まぐろ食事券」を使える店舗が20店舗から25店舗に、施設利用券を使えるレジャー施設が5施設から8施設に増えたこと、また2013年に城ヶ島(三浦市)が『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星になったことなどが考えられ、リピーターも増えているそうです。

 この「みさきまぐろきっぷ」、単に利用者にとっておトクというだけでなく、別の効果もあるようです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 日曜に使いましたが、混雑時に三崎口に戻る時のバスに臨時便とか、出して欲しい。
    城ヶ島から満員で出発してました。