エア吉野家、女性に人気

機内食版はご飯にたまごを投入

「AIR吉野家『牛すき』」には店舗と同じ「熟成肉」が使われており、実際に食べた印象でも、確かに「吉野家の味」でした。

 ですが、異なる点もいくつかあります。まず、たまごです。機内食では生たまごNGのため、小袋入りの「だし醤油入りたまご」でいただきます。そして機内では、当然のことながら固形燃料が使えません。

 そうしたことから「AIR吉野家『牛すき』」では、2通りの「おいしい食べ方」が推奨されています。

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「AIR吉野家『牛すき』」のおいしい食べ方(2015年8月20日、恵 知仁撮影)。

 ひとつは、牛すき鍋と白ごはんで食べる「牛すき」です。この場合、「だし醤油入りたまご」は使いません。

 もうひとつは「牛すき卵」。「だし醤油入りたまご」を鍋ではなく、白ごはんにかけます。牛すき鍋にたまごをかけると、その温度が下がってしまうからです。

 実際に食べた印象では、店舗で味わえるフレッシュな生たまご感、鍋に入れたときの半熟感はもちろん無いものの、味について特に違和感はありませんでした。

 また、うどんではなくデンプンの麺を使っているのも店舗とは異なります。うどんを使うと、のびてしまうためです。食べた印象では、太めの白滝のような具合。そのためすき焼き風味付けと相性が良いのか、これはこれで“アリ”でした。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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1件のコメント

  1. 女性が一人で牛丼屋に行くことは男性が一人でタピオカに並ぶのと一緒