ニコタマは英語が公用語? 楽天移転の駅で新たな取り組み

増加するニコタマのインバウンド、1年で10倍に

 二子玉川駅のプロジェクトチームは、英語でのコミュニケーションをサポートする補助ツールも制作。想定される問い合わせシーンごとに英語での対応が書き示されており、たとえば定期券の区間変更など込み入った内容でもスムーズに進められるよう、工夫しています。

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メンバーがアイディアを出し合い制作した補助ツール。ほかの接客業界との情報共有といった努力も行われている(2015年9月14日、恵 知仁撮影)。

 二子玉川駅では外国人の乗降客が急増しており、昨年は1日あたり1人から2人だったのが、今年は1日あたり10人から20人になっているとのこと。そしてインバウンド客に加えて、楽天本社移転でさらにビジネス客も増えると予想されます。2020年の東京五輪を見すえて、国を挙げた「おもてなし」の必要性がいわれるなか、こうしたそれぞれの駅の実情に合わせた対応が広がることが期待されます。

【了】

Writer: 末吉史樹

小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。

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