在来線版ドクターイエロー「ドクター東海」、診察能力を強化

黄色い新幹線「ドクターイエロー」は有名ですが、在来線にも同様の黄色い車両があるのをご存じでしょうか。その名も「ドクター東海」。このほど検測機器を一新し、大幅な機能向上を図ります。

「ドクターイエロー」より会うのが難しい?

 黄色い新幹線「ドクターイエロー」。走行しながら線路や架線の状態を調べる検測専用車両で、高い人気があります。

 在来線にも、同じように黄色い検測専用車両が存在します。JR東海のキヤ95系気動車がそれで、愛称は「ドクター東海」。役割は「ドクターイエロー」と同じく“線路のお医者さん”です。ただ、在来線は新幹線と異なり架線のない非電化区間もあるため、電車ではなくディーゼルカーとなっています。

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キヤ95系気動車「ドクター東海」。快速「みえ」などに使われるキハ75系気動車がベース(画像出典:JR東海)

「ドクター東海」は2編成あり、「ドクター東海I」が1996(平成8)年に、「ドクター東海II」が2005(平成17)年に登場。この2編成が役割を分担し、JR東海管内の検測を行ってきました。

 新幹線の「ドクターイエロー」は10日に1回程度の走行なのに対し、「ドクター東海」は1路線あたり月に2日程度の走行。なかなか会えないレアな車両です。そんな「ドクター東海」がこのほど、搭載機器を最新のものに換装。検測機能が大きく向上することになりました。

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