空自、戦闘機へ女性を登用 その利点と課題 遅れていた日本

日本は女性の不採用で損をしていた?

 現代においても世界中で女性戦闘機パイロットが活躍中であり、アメリカ空軍では約4%が女性となっています。ロシア、北朝鮮、韓国、中国、台湾といった日本の隣国も全て、女性を戦闘機パイロットとして登用しています。

 これらの国で女性が男性にパイロットとしての能力が劣る、ないし女性特有の臓器に悪影響をおよぼすという報告はなく、出産においてもアメリカ空軍では6週間の産休が与えられており、その後、35~39日の再訓練(F-16の場合)を経て第一線に復帰できます。

 戦闘機パイロットは極めて厳しい資質が求められます。それは個人の努力ではカバーできない遺伝的な要素も多数含まれており、事前の適性検査によって非常に多くの志願者が排除されてしまいます。こうした現実のなかにあって、「女性である」という理由だけで優秀な人材を採用せずにいたのは、日本の安全保障の面においても大きな損失であったといえるでしょう。

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コメント

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4件のコメント

  1. 女性も人殺しに加担したいんだ?

  2. 日本は戦闘機パイロットだけでなくあらゆる面で男女格差排除が先進国中最も遅れている。明治時代までは欧米に比べても男女格差は少なかったのだ。明治になってからかえって封建的になってしまった。従って明治時代回帰志向の自民党は最も時代遅れになっており度々問題発言を発しているのだ

  3. 非現実の世界では、機動戦士ガンダムの セイラ・マスが エースパイロットでしょうか?

    女性特有の 身体的不利よりも、逆に 脳の構造が 男性よりも優れている点として 脳梁が太いため
    マルチタスクに 向きます。 確かに 空間認識に劣るのは 女性でしょうが、平面ディスプレイの 情報確認
    では 女性の方が 有利でしょう? すると 最新のコックピットでは 大型ディスプレイで 沢山の情報が
    表示されますから、これからのパイロットには 女性の方が有利かも? しれませんね。

    ガンダムでも、セイラが アムロを 支援しつつ 自機の Gファイターを 巧みに操り 更には ガンダムとの
    多様なドッキングも やってのける。

    これは 戦闘機の 「搭載弾数の増加」「電子戦能力の向上」「スタンド・オフ・ミサイルの搭載」 等の
    改修にも 通じるものに なるのでしょうかね?

  4. 産休6週間とはかなりお腹が大きい状態でものれってことか…!?