【今日は何の日?】東海道新幹線が16両編成に

12月8日、東海道新幹線で現在のような16両編成の列車が走り始めました。

 1969(昭和44)年の12月8日。東海道新幹線で16両編成の列車が走り始めました。

 現在、東海道新幹線の列車はすべて16両編成ですが、1964(昭和39)年10月に開業した当初はすべて12両編成での運転でした。

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1両25m、16両編成で長さ400mが基本の東海道新幹線(2010年2月、恵 知仁撮影)。

 16両編成化のきっかけは、1970(昭和45)年に開催された大阪万博です。予想された約5000万人の入場者のうち、10~20%が新幹線を利用するとみられたことから、国鉄は輸送力を増強。東海道新幹線の「ひかり」用編成を12両から16両にします。

 こののち東海道新幹線では、1973(昭和48)年までに「こだま」編成の16両化も行われますが、国鉄の運賃料金値上げなどから利用客が減少。1985(昭和60)年までに、「こだま」は再び12両編成へ減車されています。

「こだま」が16両編成へ戻るのは1989(平成元)年からです。ちなみに、16両編成の長さは約400mあります。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. その400mを1列車で何往復もしました。

    大変でしたよー。

  2. リニア新幹線が開業したら、16両編成は過去のものになるんだろうか。

  3. 新幹線の警戒乗務が博多まで伸びれば、何往復することになるのやら