9月豪雨の被災路線、全て復旧へ 野岩鉄道が通常運転再開

野岩鉄道の全線がまもなく、通常ダイヤで運転を再開。これで今年9月の豪雨で被災した路線がすべて復旧することになります。

東武・会津鉄道と直通運転を再開

 野岩鉄道(栃木県日光市)が2015年12月11日(金)の始発から、一部列車が運休するなどしていた会津鬼怒川線(新藤原~会津高原尾瀬口)全線について、通常ダイヤで運転を再開。これで、今年9月の関東・東北豪雨で被災した各路線はすべて復旧することになります。

 今年9月の関東・東北豪雨では、東京電力の送電鉄塔が傾斜し断線。その影響で野岩鉄道は一部区間が停電し、上三依塩原温泉口駅(日光市)と会津高原尾瀬口駅(福島県南会津町)のあいだはディーゼルカーでの運転となり、ダイヤ変更や列車運休が生じていました。

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野岩鉄道は東武・会津鉄道と直通。東京と福島を結ぶ列車が運行されている(2003年9月、恵 知仁撮影)。

 野岩鉄道では12月11日(金)からの通常ダイヤ復帰後、新藤原駅で接続する東武線、会津高原尾瀬口駅で接続する会津鉄道との直通運転も通常どおり再開します。

 また同社は全線が通常ダイヤで運転再開するのに合わせて、各種のキャンペーンを実施。パンフレットやノベルティの配布、プレゼント抽選、きのこ汁無料提供などを行う予定で、「お客様のお越しを社員一同心よりお待ちしております」としています。

【了】

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