【今日は何の日?】新幹線、海の向こうでも走り出す

1月5日、日本の高速鉄道「新幹線」が、海の向こうでも走り始めました。

 2007(平成19)年の1月5日。日本の高速鉄道「新幹線」が、海の向こうでも走り始めました。台湾高速鉄道の開業です。

 この日、台湾高速鉄道は台北近郊の板橋駅と、台湾南部の高雄市にある左営駅とのあいだで“仮営業”を開始。これが「新幹線」初の海外輸出です。

Large 150105 700t 01
東海道・山陽新幹線の700系をベースに開発された700T型車両(2014年11月、恵 知仁撮影)。

 使用する車両は、東海道・山陽新幹線の700系をベースに開発された700T型です。似た部分は両形式に多く見られますが、デザインや、また最高速度が700系は285km/hなのに対し700T型は300km/hであるなど、違いも色々と見られます。

 台湾高速鉄道は同年3月2日、台北~左営間で正式に開業。2016年には台北から南港に延伸しています。

 ちなみに、日本の「グリーン車」にあたる車両は、台湾高速鉄道では「ビジネス車両」になります。

【了】

【写真】日本とほぼ同じ!「台湾新幹線」の車内

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

4件のコメント

  1. 日本の新幹線の海外輸出の事実上唯一の成功例。中国輸出は最悪の失敗例。他国はそもそも維持ができない。

  2. 車両と電力関係だけ日本流であとはそうではない(現地ではそれをベストミックスなどと称し自慢している)ので真正の新幹線ではないと断じる向きもある。何かあったときに新幹線の名声が毀損されるのを恐れてのことであろうが、そんな頑迷な態度では輸出の販路を狭めるだけではないだろうか。

  3. 仮営業開始を開業と見なすことになっているのですか?

    • 記事にそんな定義はしてないでしょ。
      本文中に
      3月2日、台北~左営間で正式に開業。
      ってあるし。