日高本線の台風被災区間、復旧に約8億円 JR北海道

2015年9月、台風の影響で被害を受けたJR北海道の日高本線。その復旧に要する費用の概算が明らかになりました。

2区間で合計およそ8億円

 JR北海道は2016年1月14日(木)、日高本線で昨年9月に発生した台風の影響による路盤流出などについて、復旧対策に必要な概算工事費の算定結果を発表しました。

 豊郷~清畠間の工事内容は、約350mにわたって消波ブロックの設置、護岸壁の新設、流失した盛土の復旧などを行うもので、概算費用はおよそ6億円です。

 厚賀~大狩部間の工事内容は、約70mにわたって豊郷~清畠間とほぼ同様の復旧対策を行うもので、概算費用は約2億円です。

 また豊郷~清畠間では別に、海岸浸食対策で離岸堤の構築についても検討が必要といいます。

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日高本線の豊郷~清畠間における復旧対策(画像出典:JR北海道)。

 苫小牧~様似間146.5kmを結ぶ日高本線では2015年1月8日、厚賀~大狩部間で高波による土砂流出が発生。鵡川~様似間でバスによる代行運転を行っていたところ、9月に台風17号の影響で同区間と豊郷~清畠間においてさらなる被害が発生。現在も鵡川~様似間でバス代行運転が続いています。

【了】

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