気温上昇のため当面運休 留萌~増毛間 JR北海道

留萌本線の末端区間、留萌~増毛間が2月12日から当面のあいだ、運休になります。理由は「気温上昇」です。

100円稼ぐのに4554円の出費

 JR北海道は2016年2月9日(火)、留萌本線の留萌~増毛間16.7kmについて、2月12日(金)の始発列車から当面のあいだ運休すると発表しました。

 理由は気温の上昇。それにより、沿線で雪崩が発生するおそれがあるためです。JR北海道によると、運転再開は雪崩の危険がなくなり、線路の点検などを行ったあとになるとのこと。運転の再開については見込みが立ち次第、改めて発表するといいます。

「増毛」という地名は、「かもめの多いところ」が由来といわれる(2007年2月、恵 知仁撮影)。

 運休する留萌本線の留萌~増毛間は、収益性がJR北海道で最も厳しいとされる区間。2014年度、同区間の輸送密度(1kmあたりの1日平均輸送人員)は39人で、営業係数は4554円(管理費除くと4161円)。すなわち、100円の収入を得るのに4554円の経費を要している状況です。JR北海道ワースト2は、札沼線の北海道医療大学~新十津川間で2162円(同1909円)。その倍以上という数字になっています。

 こうした状況からJR北海道は2015年8月10日、留萌本線の留萌~増毛間を2016年度中に廃止する方針を示しています。

 また今回の運休では、バスなどによる代行輸送は実施しないとのこと。並行する道路路線バスが運行されています。

【了】

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