インド新幹線計画、具体的な協議開始へ 最高速度は320km/h

日本の高速鉄道システム「新幹線」。インドでの導入に向けて、ついに具体的な協議が始められます。

インド初の高速鉄道に「新幹線」を導入

 国土交通省は2016年2月12日(金)、インドのムンバイで「インド高速鉄道に関する第1回合同委員会」を2月14日(日)に開催。日本の高速鉄道「新幹線」システムの導入に向けた具体的な協議を開始すると発表しました。

 2015年12月に安倍晋三内閣総理大臣がインドを訪問した際、日印両国はムンバイ~アーメダバード間の505kmに「新幹線」を導入することを確認。ハイレベルの合同委員会設立を発表し、その第1回会合を今回、ムンバイで行うものです。

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インドの高速鉄道計画。その最初であるムンバイ~アーメダバード間に日本の「新幹線」が導入される(画像出典:国土交通省)。

 日本側は和泉洋人内閣総理大臣補佐官(団長)、森重国土交通審議官のほか外務省、経済産業省の局長級幹部が参加し、インド側はパナガリヤ行政委員会副委員長をはじめ、鉄道省や外務省、商工省など関係各省の次官級が参加する予定です。

 国交省によるとこの合同委員会では、「新幹線」システムを導入するにあたっての資金や技術、人材育成面での協力に関し、2016年度中に両国間で結論を得るべく詳細について議論。ムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道に「新幹線」システムを着実に導入するよう、両国間で取り組んでいくとしています。

 この「新幹線」を用いたインド・ムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道は、東海道新幹線の東京~新大阪間515.4kmよりやや短い505kmを、最短2時間7分で連絡。日本の新幹線と同様に専用の線路を持ち、駅数は12。営業最高速度は320km/hの計画です。現在、日本では東北新幹線で320km/h運転が行われています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 安全・正確 一番

  2. 最低 車体に細工をしなくても350Km/hすれ違い運転可能な線路規格で建設してね。あと日本では不可能な逆走運転も可能なATCにしましょう。
    海外セールス用として新幹線開発用に専用線を使用出来る契約にしたらGood!