1周年の北陸新幹線、乗客3倍に 在来線時代と比較し JR西日本

JR西日本が、北陸新幹線開業後1年の利用状況を発表。在来線時代と比べ、利用者が3倍になりました。対し、空路は大きな打撃を受けています。

空路は大打撃、減便に

 JR西日本は2016年3月28日(月)、北陸新幹線が金沢駅まで延伸開業してから1年間の利用状況について、速報値を発表しました。

 2015年3月14日の開業から今年2016年3月13日まで、北陸新幹線の利用者数は925.8万人。前年の在来線特急時代と比較し295%の数字で、3倍近く利用者が増加した形です(新幹線の上越妙高~糸魚川間、在来線特急の直江津~糸魚川間での比較)。

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在来線時代と比べ約3割も乗客が増えた北陸新幹線(2015年2月、恵 知仁撮影)。

 また各駅の1日あたり乗車人員は、多い順に金沢駅8800人、富山駅4800人、新高岡駅1600人、黒部宇奈月温泉駅800人、糸魚川駅400人という結果でした。

 北陸新幹線の金沢延伸開業によって、東京~金沢間の鉄道は、乗り換えありの約4時間から、乗り換えなしの約2時間半へと所要時間を大きく短縮。これにより空路は、羽田~小松線の利用者がこの1年で3割以上、減少しています。またANA(全日空)は今年3月より、羽田~富山・小松線を1日各6往復から4往復へ減便しました。

【了】

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