吉田類「僕がいちばん写る」 危険な酔客などカメラで自動検知 JR西日本

酔客比率の高いJR西日本管内

 JR西日本によると2014年度、ホームで発生した鉄道人身傷害事故のうち酔客が占める割合が、全国平均では62.6%なところ、同社管内では76.9%と大きく上回っているとのこと。それ以外の年度でも、同社管内は全国平均並みか、それを上回る割合が近年は続いており、「看過できない状況」といいます。

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JR西日本が導入を進めている「遠隔セキュリティカメラ」の概略(画像出典:JR西日本)。

 ホームでそうした事故が発生すると、人命がなにより大切なことはいうまでもありませんが、列車の遅延により、乗客は予定通りの時間に目的地へ行けません。車内や駅が混雑し、トラブルも起きやすくなります。

 また鉄道会社は、車両の運用や人員の勤務予定を変更しなくてはならない、列車の運行終了後に行う線路整備作業の計画を変更しなくてはならないなど、「遅れ」は列車ダイヤに限らず、鉄道会社のさまざまな計画に影響を与えるものです。

 そしてこうした突発的な計画の変更は、「安全運行」に対するリスク要因にもなり得るでしょう。JR西日本は「『安定輸送の確保』は『安全の維持』に特に重要」としています。

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