JALが航空会社初の「攻めのIT経営銘柄2016」に 経産省と東証が選出

経済産業省と東京証券取引所がIT活用に戦略的に取り組む企業を選定する「攻めのIT経営銘柄」に、2016年、航空業界として初めてJALが選ばれました。

機内ネットサービスの導入や座席予約管理システムの刷新に取り組む

 JAL(日本航空)は2016年6月9日(木)、「攻めのIT経営銘柄2016」に同日選出されたと発表しました。

「攻めのIT経営銘柄2016」は経済産業省と東京証券取引所が共同で、IT活用に戦略的に取り組む企業を選定、発表する事業で、JALによると、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家に魅力ある銘柄として紹介されるものといいます。銘柄選定は2015年から行われており、2回目の今年、JALが航空会社として初めて選出されました。

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「攻めのIT経営銘柄」の選定は2015年に続き今年で2回目(画像出典:JAL)。

 JALによると選出にあたり評価された点は、「新技術を活用し企業価値向上にチャレンジしている点」や、「積極的なIT活用を経営自らが率先している点」など。その具体例として、2012年から導入している航空機内におけるインターネット接続サービスや、社内ユーザー部門とIT部門とが一体になって開発し、システムの使い勝手の向上と収入極大化などを実現させた新しい座席予約管理システムなどを挙げています。

 JALは今後も、利用者が常に新鮮な感動を得られるよう、積極的なIT活用にチャレンジしていくとしています。

 なお、「攻めのIT経営銘柄2016」にはJALのほか、日産自動車、東京ガス、JR東日本、日本郵船、ヤフー、みずほフィナンシャルグループなど計26社(銘柄)が選定されました。

【了】

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