熊本地震で不通の豊肥本線・豊後荻~阿蘇間、7月9日運転再開 特急も復活

熊本地震により運転見合わせが続いていた豊肥本線の豊後荻~阿蘇間が、2016年7月9日に復旧。特急「九州横断特急」も別府~阿蘇間で運転を再開します。

普通列車も特急も地震前と同じ本数

 JR九州は2016年6月24日(金)、豊肥本線の豊後荻駅(大分県竹田市)と阿蘇駅(熊本県阿蘇市)のあいだ25.3kmについて、7月9日(土)から運転を再開させると発表しました。

 4月に発生した熊本地震の影響で、6月24日(金)現在、豊肥本線は肥後大津~豊後荻間で運休が続いていますが、その区間の一部が今回復旧します。

 普通列車は運転区間を大分~豊後荻間から、大分~宮地間に拡大。運行本数は地震前の通常時と同じ5往復(10本)です。

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2016年7月9日に豊後荻~阿蘇間が復旧。普通列車は宮地駅で折り返し運転される(2008年12月、恵 知仁撮影)。

 また、現在は全区間で運休している特急「九州横断特急」も、7月9日(土)から別府~大分~宮地~阿蘇間で運転を再開します。本数は地震前と同じ3往復(6本)。列車は全車自由席で車内販売はありません。普通列車が運行されない宮地~阿蘇間は、快速列車として運転されます。

 なお、残る肥後大津~阿蘇間27.3kmについては、JR九州によると線路への土砂流入などにより「運転再開にはかなりの期間を要する見込み」としています。

【了】

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