マツダが「ロードスター」のレストア事業開始へ オリジナル部品で新車同様に

マツダが、過去に販売したスポーツカー「ロードスター」を新車同様に復元するレストア事業を始めます。まずは初代を対象に、オリジナル部品の製造、供給体制が構築されます。

約43万台が生産された初代「ロードスター」

 マツダが、過去に販売したスポーツカー「ロードスター」を新車同様に復元する「レストア事業」を始めることがわかりました。

 開始のめどは2017年後半。まずは1989(平成元)年に発売した初代「ロードスター」を対象に、オリジナルの部品を製造、供給する体制を作り、国内でサービスを始めます。

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1989年に発売された初代「ロードスター」(写真出典:マツダ)。

 初代は総生産台数がおよそ43万台にも及ぶヒットとなり、その人気はメルセデス・ベンツ「SLK」やBMW「Z3」、フィアット「バルケッタ」など、世界中の自動車メーカーが中小型のオープンカーを発売するきっかけにもなりました。

 そんな初代「ロードスター」ですが、発売から27年がたっており、交換部品の製造、供給はすでに終了。マツダの広報担当者によると、アルミホイールやサンバイザー、リアダンパーなどについては「代替品でご対応いただいているお客様がいらっしゃったようです」といいます。

「古いマツダ車にお乗りのお客様につきましては、大切に乗っていただいていることに感謝申し上げます」とし、今回のレストア事業についても「お客様のニーズや声に真摯に応えることで、初代ロードスターを乗り続けていただいているお客様と強い絆が構築できる」と考えているそうです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 旧車には割増の自動車税が課せられるなど、「古い車は燃費が悪く環境に悪い」のような風潮もある中、
    こういう取り組みがどれだけ社会に受け入れられるのか興味があります。