あのビーフシチューも登場 JAL機内食と資生堂パーラーがコラボ

濃厚なデミグラスソースのビーフシチュー

 資生堂パーラーの鈴木 真 代表取締役社長は、上空では気圧の関係で味覚が変わるため、資生堂パーラーの良さを伝える難しさを前回の国内線ファーストクラスのときに痛感し、今回納得いく機内食ができなければ断わろうと覚悟を決めて、半年間試行錯誤を重ねてきたといいます。

 2016年9月1日(木)から提供される「資生堂パーラー for Resort」秋メニューには、資生堂パーラーの代表メニューであるビーフシチューと、サイドディッシュにはベーコンキッシュとポテトサラダが登場。デザートには、看板商品であるチーズケーキをパイナップルフレーバーで仕上げたオリジナルメニューが提供されます。

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大きめのビーフがゴロゴロしているビーフシチュー(2016年8月、青山陽市郎撮影)。

 ターメリックライスも添えられており、見た目も美味しそうなビーフシチューには、濃厚なデミグラスソースの味が染み込んだ大きめのビーフがゴロゴロ。お皿に残ったソースがもったいなくて、一緒に提供されたパンにソースをつけて、お皿がきれいになるまでいただいてしまいました。

 サイドディッシュとして提供される、半球状にきれいに盛り付けられて食感も良いポテトサラダと、カリカリベーコンが混ぜ込まれたキッシュは、ビーフシチューの箸休めに最適です。

 デザートに登場するチーズケーキはシチューに劣らず濃厚な味わい。パイナップルの香りがするチーズケーキというと、今ひとつイメージが湧かなかったのですが、主張しすぎない絶妙な加減のパイナップルの香りと、濃厚なチーズケーキの味わいがお互いに高めあっていました。

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キッシュやポテトサラダも深い味わい(2016年8月、青山陽市郎撮影)。

 鈴木社長は「資生堂パーラーの名前はよく聞くけれども行ったことがないという方や、敷居が高くて行けなかったという方にも、資生堂パーラーの味を楽しんでもらい、『エコノミークラスでも機内食ってこんなに美味しいんだ』と感じていただければ」と言います。

 JALによると「資生堂パーラー for Resort」の冬メニュー以降では、開業当時から続くオムライスやオリジナルの「ポティロンサラダ」など、資生堂パーラーの伝統的メニューをベースとした機内食を順次提供するとのことです。

【了】

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