渋谷ハチ公前「青ガエル」に過去最大の落書き なぜなくならぬ愚行

渋谷駅前のハチ公広場に設置されている元・東急5000系電車、通称「青ガエル」が、過去最大という落書きの被害に遭遇。管理する渋谷区が対策を検討しています。保存車両への破壊行為、残念ながらしばしば起きており、大きな被害を受けていた元地下鉄の車両もありました。

ハロウィーンも課題

 2016年8月27日(土)の午前0時50分ごろ、渋谷駅前のハチ公前広場に設置されている元・東急5000系電車、通称「青ガエル」が、何者かによって落書きされるという事件が起きました。この「青ガエル」を所有する渋谷区によると、その車両にこれだけ大きく落書きされたのは今回が初めてだそうです。

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2人組によって落書きされたという渋谷駅前の「青ガエル」(2016年9月、青山陽市郎撮影)。

 落書きされた元・東急5000系電車は1954(昭和29)年、当時の最新技術を導入して誕生。下ぶくれの前面デザインと塗色から「青ガエル」と通称された、東急電鉄を代表的する車両のひとつです。東急電鉄のターミナルである渋谷。そのハチ公前広場へは2006(平成18)年に設置され、渋谷区の観光案内所として、待ち合わせ場所として、またそうした過去の歴史を伝える存在として、人々に親しまれています。いまも現役で走っているこの車両はありません。

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観光案内所として利用されている渋谷駅前の「青ガエル」。そこで待ち合わせする人も多い(2016年9月、青山陽市郎撮影)。

 今回の落書き事件を受け、渋谷区の商工観光課は「9月2日金曜日に落書きを半分ほど消すことができました。残りも後日、消去する予定です。また10月末にはハロウィーンで渋谷駅周辺に多くの人が集まるため、対策を考えています」と話します。

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コメント

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3件のコメント

  1. ハチ公前に交番もあるだろうし、監視カメラだってあるはずなのに、なんで落書きされてるんだろう?

  2. 所詮日本人の民度などその程度

  3. 警察ってくだらない取り締まりをやるくせに、交番の前の違法駐車は平気で見逃すような腐れ組織ですから。