車両2728両、路線195kmなど 東京メトロ経営資源を提供、社外と新しい価値創造めざす

東京メトロが提供する「利用者へのアプローチ」や「車両」「路線」「広告」といった経営資源と、社外の経営資源やアイデアとを組み合わせ、「新しい価値」の創造を目指すという企業アクセラレータープログラムが実施されます。

「東京を走らせる力」をさらに高めるべく

 東京メトロは2016年10月11日(火)、Creww株式会社(東京都目黒区)と共同で企業アクセラレータープログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR(東京メトロアクセラレーター)2016」を実施すると発表しました。

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銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線の9路線を運行する東京メトロ(2016年6月、恵 知仁撮影)。

 これは、東京メトロが保有する経営資源と、東京メトロ以外の経営資源やアイデアとを組み合わせることにより、新しい価値の創造を目指すというもの。東京メトロは以下の経営資源を提供するとしています。なお、具体的な内容や提供方法は、案件の進展に応じて協議していくとのこと。

・1日707万人のお客様へのアプローチ。
・東京圏における195.1キロの鉄道ネットワーク、都心部を中心とした地域の玄関口である179の駅。
・駅構内店舗、商業ビルなどの関連事業施設。
・337編成(2728両)の車両。
・駅構内広告、デジタルサイネージ、公式サイト、東京メトロアプリ、フリーペーパーなどの各種媒体。
・鉄道運行等に関して当社が保有する様々なデータ。
・その他。

 プログラムの実施にともない、10月27日(木)にベルサール六本木コンファレンスセンター(東京都港区)でオリエンテーションが開催されます(要申込み、無料)。提案のエントリーは10月31日(月)から始められ、12月15日(木)に最終審査と表彰式が行われる予定です。

 東京メトロは「社外の皆様とともに、従来の枠を越えた新たな取組みに挑戦し、東京に集まる人々の活き活きとした毎日に貢献するため、『東京を走らせる力』をさらに高めたいと考えています」としています。

【了】

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