「庭に線路を敷きませんか?」 1m10万円で受付 ことでん

香川県内に路線を持つ高松琴平電気鉄道(ことでん)が、2016年11月3日に開催される鉄道イベントで、敷設工事付きの「線路」を販売します。

1m単位で最大5mまで

 香川県高松市を中心に3路線を持つ高松琴平電気鉄道(ことでん)が、2016年11月3日(木・祝)に開催する参加無料の鉄道イベント「第15回ことでん電車まつり」で、敷設工事付きの「線路」を販売します。

 レール、コンクリート製の枕木、バラスト(砂利)などの資材に加え、敷設工事が付いて、価格は1mあたり10万円(税別)。販売距離は1m単位で最大5mです。申し込み者が用意した敷地まで線路を敷設しに行くといいます。

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敷設工事付きで線路が販売される(画像出典:高松琴平電気鉄道)。

 ことでん地域開発本部の担当者によると、「自宅の庭に線路を敷いてみたら……」と、ふと思ったことがきっかけで企画したとのこと。「ことでん電車まつり」は毎年開催されているイベントですが、「線路の敷設」の販売は今年が初。「線路の敷設を希望される方が、もし1人でもいらっしゃれば、来年の『電車まつり』でも販売するかも」(同担当者)といいます。

 中古鉄道部品の販売と同様の位置付けであることから、レールや枕木などは新品ではなく、今まで使われていたものが再利用されます。軌間(レールの幅)は「標準軌」と呼ばれる1435mm。JR在来線の1067mmより広く、ことでんや新幹線、京急電鉄、阪急電鉄などと同じです。コンクリート製の枕木が1435mm専用のものであることから、敷設は標準軌のみといいます。

 対象は香川県内在住者(離島を除く)。条件は敷設する土地に4トントラックが入れることです。受付は11月3日(木・祝)、会場の「瓦町FLAG」(香川県高松市)でのみ、行われます。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 5メートルで50万か。
    意外と安いな。
    1067mmなら要らんが、1435mmなら注文しても良いな。

    • ウチの菩提寺、境内の敷石が路面電車の廃品なので住職が欲しがってた。