「ホンダジェット」中南米で受注開始 パナマ拠点の企業とディーラー契約

ホンダの子会社が開発した小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」。その受注が中南米で始まりました。

「中南米地域はビジネスジェット機の成長市場」

 ホンダの航空機事業子会社であるホンダエアクラフトカンパニー(HACI)は現地時間2016年10月31日(月)、パナマを拠点とするSYIアビエーション社と、中南米地域における新たなディーラー契約を締結し、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット(HondaJet)」の受注を開始したと発表しました。

 今後、SYIアビエーション社は「ホンダジェット」のディーラーとして、エクアドル、コロンビア、ベネズエラなどを含む中南米地域において同機を販売するほか、各種サービスやサポートを展開していく予定です。

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中南米のデモツアーでパナマに到着した「ホンダジェット」(写真出典:ホンダ)。

 HACIの藤野道格社長は、「中南米地域はビジネスジェット機の成長市場です。昨年のブラジルにおける『ホンダジェット』の受注開始に続き、今回の市場拡大は、『ホンダジェット』のビジネスをさらに成長させるでしょう」としています。

「ホンダジェット」は、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体など、ホンダの独自技術を採用した小型ビジネスジェット機です。2015年12月に米国で納入が始まり、現在はカナダとメキシコを含む北米とヨーロッパ、中南米で12のディーラー拠点を介して販売されています。

【了】

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