専用車両で防護柵を設定 工事の車線規制が自在かつ安全に 外環道で導入

外環道の本線上にベルトコンベアを設置する工事にともない、NEXCO東日本が移動式防護柵(ロード・ジッパー・システム)を導入。専用車両でコンクリート製防護柵を移動させ、車線規制の範囲を自在かつ安全に変えられるといいます。

夜間の車線規制時に使用

 NEXCO東日本東京支社は2016年11月21日(月)、外環道の本線上にベルトコンベアを設置する工事にともない、移動式防護柵(ロード・ジッパー・システム)を導入すると発表しました。

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コンクリート製の防護柵を移動させることができる防護柵切替用車両(写真出典:NEXCO東日本)。

 専用の「防護柵切替用車両」を用いてコンクリート製防護柵を移動させるシステムで、道路の混雑状況にあわせて、車線規制の範囲を自在かつ安全に変えられるのが特長です。NEXCO東日本は、コンクリート製防護柵で通行車線と作業帯を分離することで、一般車両と規制内作業の安全性が向上するとしています。

 外環道は現在、関越道から東名高速にかけての区間およそ16kmにおいて事業が推進中。大泉JTC(東京都練馬区)ではシールドマシンが発進する立坑の掘削工事などが行われています。ベルトコンベアは、このシールドマシンが掘削する土砂を和光市新倉の「掘削土仮置場」まで運ぶために設置されるものです。

 移動式防護柵(ロード・ジッパー・システム)が導入される区間は、外環道外回りの大泉JCT~和光IC間の工事車線規制箇所(約1.5km)。11月21日(月)から2017年3月までの期間、交通量が減る夜間にロード・ジッパー・システムを用いて車線規制を行い、ベルトコンベア設置のための基礎工事が実施されます。

【了】

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