新幹線・在来線の既存計8500両に防犯カメラ設置へ 乗務員室にも整備 JR東日本

JR東日本が、既存の新幹線車両約200両や、首都圏を走る在来線車両約8300両の車内に、防犯カメラを設置へ。

通勤車両の普通車は1両につき8か所設置

 JR東日本は2018年7月3日(火)、既存の新幹線車両約200両や、首都圏を走る在来線車両約8300両の車内に、防犯カメラを設置すると発表しました。

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京浜東北線のE233系電車(画像:JR東日本)。

 同社は2018年度以降に新造する新幹線、在来線のすべての旅客車両や既存のE657系(特急「ひたち」「ときわ」など)、E353系(特急「スーパーあずさ」など)、E259系(特急「成田エクスプレス」)などに、車内防犯カメラを標準的に設置すると発表しています。今回はこれに追加する形で、さらなるセキュリティ対策として行われるものです。

 新幹線E2系(一部追加)や在来線特急「草津」「あかぎ」などの651系、特急「あずさ」「かいじ」などのE257系は、各車両ともカメラをデッキに1か所、客室に2か所設置。首都圏を走る通勤形・近郊形の209系、E231系、E233系は各車両とも、既存のグリーン車デッキ2か所に加え、グリーン車客室3か所、普通車8か所にカメラを設置します。

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中央・総武線各駅停車のE231系500番台(画像:PIXTA)。
E257系特急形電車(画像:JR東日本)。
設置イメージ。上が8か所、下が3か所の場合(画像:JR東日本)。

 通勤形・近郊形車両の普通車に設置されるカメラは、乗降ドア付近のLED蛍光灯に取り付けられます。設置時期は、在来線車両が2018年度の夏以降、新幹線車両が同年度の冬以降です。

 また、在来線車両の乗務員室内にも2018年度夏以降、防犯カメラが順次整備されます。対象は運転台のある約2500両です。

 JR東日本は現在、東北・北海道新幹線「はやぶさ」などのE5系、秋田新幹線「こまち」などのE6系、北陸新幹線のE7系、山手線のE235系などで車内防犯カメラを運用しています。今後設置する車両においても、カメラが作動中であることを示すステッカーを掲出。また、映像は関係法令や社内規程などに基づき、厳正に取り扱うとしています。

【了】

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コメント

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7件のコメント

  1. お~!?やっと法令と来ましたね!?
    散々に法令を周知してこなかった優先席や女性専用のトラブルが続出したからね
    今更な利用者同士のトラブルでは逃げきれないことにやっと気付いたか?放置の限界か?

  2. LED蛍光灯って何?
    蛍光灯型のLEDやろ?

    • 心底どうでもいいし、ふつうに『LED蛍光灯』『LED電球』という呼称で販売してるがな。
      狭いセカイで生きてて息苦しくないですか?

    • 煽りのレベルが低すぎ
      やり直し

  3. これが抑止力たりうれば何も問題ない施策かと。
    日本も日本人以外の『行動や考えが読めない』人々が大量に流入している昨今、『きれいごと』や『理想論』ではどうにもならなくなってきてるのは確かなのでね。

  4. カメラやり過ぎだと思います。
    監視カメラをそこまでして設置したい理由が分からん。
    監視カメラよりもっと重要な対策をJR東は怠っていますね。

    • いや将来この、監視カメラが有ったおかげで冤罪に巻き込まれずに生還できた、という罪のない男性が続々と報道されるようになるでしょう。何と言っても「悪いことをしていない人たちの益のために存在する」のが監視カメラというものです。