敦賀港線、来年4月1日廃止 トラック輸送切り替えから10年 JR貨物

JR貨物が、北陸本線 敦賀~敦賀港間(通称、敦賀港線)の廃止を発表しました。

敦賀港新営業所はトラック輸送で継続

 JR貨物は2018年12月18日(火)、北陸本線の敦賀~敦賀港間(通称、敦賀港線)を2019年4月1日(月)付で廃止すると発表しました。

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JR貨物が廃止する北陸本線 敦賀~敦賀港間(通称、敦賀港線)の位置(画像:JR貨物)。

 敦賀港線は敦賀駅(福井県敦賀市)から敦賀港駅に至る長さ2.7kmの北陸本線の貨物支線です。JR貨物が第一種鉄道事業者として線路や設備などを保有しています。

 1882(明治15)年3月に開業。近年では化学工業品や食料工業品の輸送に使われていましたが、発送量が大幅に減ったことにより2009(平成21)年4月1日、列車からトラックに輸送形態が変更されました。

 敦賀港線はその後も列車の運行再開に見合う輸送需要が見込めない状況が続いたことから、2016年4月1日に同区間の事業を休止。そして、廃止やその後の再活用について関係自治体と協議が続けられてきました。

 今回、需要が引き続き見込めず、また、関係自治体との協議で同区間の事業廃止について確認が取れたことから、JR貨物は12月18日(火)、国土交通省へ廃止を届け出たといいます。

 なお、敦賀港駅は現在、「敦賀港新営業所」としてコンテナ貨物を取り扱っており、今後もトラックによるコンテナ輸送は継続されます。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 敦賀も「鉄道と生きる街」としてそれなりに頑張ってたけど、敦賀自体が今ひとつ観光地としては、ねぇ……。新日本海フェリーの敦賀FTも敦賀港駅より微妙に遠いし。北九州並に観光客が来るんなら下を敦賀市や福井県持ちで上をJR西日本が観光鉄道化というか不定期路線化できたかもしれんけど……。