「ルーレット族」再び増加か 首都高 PAを夜間閉鎖「即効性のある対策」

首都高が一部のPAを、当面のあいだ夜間に閉鎖します。いわゆる「ルーレット族」への対策です。緊急事態宣言下で交通量が減った時期に、この問題が取り沙汰されましたが、交通量が目に見えて増加して以降も、いまだ収まってはいないようです。

交通量が減った首都高でルーレット族増 いまだ消えず

 首都高速道路が2020年7月1日(水)から、一部のPAを当面のあいだ、夜間時間帯に閉鎖します。首都高を周回走行する、いわゆる「ルーレット族」への対策だそうです。夜間閉鎖するPAは次の通りです。

・箱崎PA:22時から翌4時まで一部閉鎖
・芝浦PA:利用状況により22時から翌4時まで閉鎖
・辰巳第一PA:利用状況により22時から翌4時まで閉鎖

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首都高大黒PA。今回の夜間閉鎖対象ではないが、走り屋やギャラリーが集まるPAとして知られ、大晦日などに閉鎖されることもある(2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

「騒音や駐車スペースの占有などに苦情が寄せられています。110番通報も増えていることから、警察とも連携し、即効性のある対策としてPAの夜間閉鎖を実施します」(首都高速道路)

 首都高では5月にも、これらPAの夜間閉鎖を実施していました。緊急事態宣言下で交通量が減り、ルーレット族が目立つようになったためです。6月は閉鎖を解除したものの、依然として交通量は戻りきっておらず、ルーレット族や、それ目当てのギャラリーが出現しているといいます。

 なお、これらPAは閉鎖中も、トイレおよびETC利用履歴の発行プリンターは利用できます。ただし芝浦PAと辰巳第一PAに関しては、閉鎖箇所へ関係者を配置するとのことで、トイレなどを利用する際は申し出て欲しいそうです。

 ちなみに、道路上のオービスの情報サイト「オービスガイド」を運営するパソヤ(千葉県成田市)によると、5月には都心部区間を中心に、持ち運び可能な「移動式オービス」による速度取締りも多く行われていました。

【了】

【一挙公開】首都高都心区間の速度取り締りポイント

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