〈PR〉ビジネスでも帰省・旅行でも、1人でも家族でも 東海道新幹線は「エクスプレス予約」が断然おトクで便利なワケ

2016年3月、東海道新幹線の指定席とグリーン席において原則、車内改札が省略されました。理由のひとつが「エクスプレス予約の普及」。なぜいま、その普及が広がっているのでしょうか。「新幹線にあまり乗らない人」「家族・グループ」でも便利でおトクになるという背景があるようです。

「エクスプレス予約」の普及で変わる車内改札

 東海道新幹線では2016年3月26日(土)のダイヤ改正から、指定席とグリーン席の車内改札が原則として省略されました。

 その理由のひとつとして挙げられるのが、「エクスプレス予約」の普及です。東海道新幹線では2001(平成13)年から、パソコンや携帯端末で新幹線の席を予約できる会員制のネット予約サービス「エクスプレス予約」を導入しており、いまや東海道新幹線の指定席では、約3割もの人がこのサービスを使用しています。

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東海道新幹線をネットで予約、ICカードを使ったチケットレス乗車が可能な「エクスプレス予約」。乗りたい列車にあわせて、予約した列車の発車前なら何度でも、手数料無料で予約を変更できる。

「エクスプレス予約」では、例えば仕事で急なスケジュール変更があってもパソコンやスマートフォンから簡単に、時刻表の発車時刻4分前まで何度でも、手数料無料で予約列車を変えられるほか、「シートマップ」から好きな号車、席を選ぶこともできます。たとえば会議の都合で乗車時刻を遅らせたいときや早めたいとき、コンセントが使える窓側を予約したい場合などにとても便利です(※)。

パソコンやスマートフォンから「降りる駅で階段に近い号車」「窓側・通路側」といった選択が簡単にできる「シートマップ」。※残りの席数が少ない場合、座席のリクエストは行えないことがあります。

 また下表のように、駅できっぷを購入するよりおトクになります。

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「エクスプレス予約」の利用には年会費が必要だが、東京~新大阪を1往復すれば充分、元が取れる。

 例えば、東京駅から新大阪駅まで「のぞみ」の普通車指定席に乗る場合、所定運賃と料金(通常期)の合計は、駅で購入するとおとな1人あたり1万4450円ですが、「エクスプレス予約」は1080円安い1万3370円です。東海道新幹線(東京~新大阪)と直通運転を行っている山陽新幹線(新大阪~博多)でも利用できます。

 さらにポイントを貯めると、普通車指定席の価格のまま、グリーン車へのアップグレードが可能です。

帰省や旅行で新幹線に乗る人にこそメリットが

「東海道新幹線は年に数回、帰省や旅行で使うだけだしな」という人にも、大きなメリットがあります。

「エクスプレス予約」は会員制ですが、利用者全員が会員でなくともかまいません。2人以上で予約できる「EXきっぷ」(※)という商品があり、これを使うと、たとえば家族で利用する際、父親が会員であれば同行する家族も一緒に「エクスプレス予約」の割引価格で乗車できるのです(1回の操作で6人まで予約可能)。

※乗車前に新幹線自動券売機などできっぷの受取りが必要です。

 どのくらいおトクになるのか、具体的に見ていきましょう。

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大勢で移動する家族利用では、おトク額も大きくなる。

 たとえば東京~新大阪を「のぞみ」の普通車指定席を利用し、家族4人(おとな2人、こども2人)で移動する場合、所定運賃と料金(通常期)の合計は片道4万3340円です。これが「EXきっぷ」を使うと、片道合計4万100円と3240円も安くなり、往復の場合は6480円もおトクに。これだけおトクになれば、浮いたお金でお土産や駅弁を買うこともできます。

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「エクスプレス予約」を活用すれば、駅弁代も捻出できる(2015年8月、恵 知仁撮影)。

 また新幹線の指定席に乗る場合、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期は、特急券1枚につき大人の場合で200円がプラスされますが、「EXきっぷ」は通年で同じ価格。つまり、家族での乗車機会が多い帰省や行楽のときこそ、実は「エクスプレス予約」がおトクといえます。

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「家族一緒に富士山が見える側の席」も予約可能(2009年5月、恵 知仁撮影)。

 せっかくの家族旅行なのに席がバラバラ、という経験をした人もいることでしょう。しかし前述のように「エクスプレス予約」なら、例えば子どもに富士山を見せてあげたいからD・E席を向かい合わせにした“ボックス席”で4人分を予約しよう、ということもOKです。また、「シートマップ」には車両の前後どちら側にトイレがあるかといった情報も表示されるため、小さな子どもと一緒に乗るからトイレが近い席にしよう、といった予約が簡単にできます。

 ちなみに、「エクスプレス予約」会員と一緒に移動することで利用可能な「EXきっぷ」は、「家族限定」ではありません。友だち同士のグループ旅行でも「エクスプレス予約」を便利に、そしておトクに使うことができます。

東京~新大阪1往復で充分に元が取れる年会費

 この「エクスプレス予約」を使うには、専用のクレジットカード「JR東海エクスプレス・カード」に入会する必要があります。年会費は税込で1080円です(入会にあたってはクレジットカード会社の審査があります)。

 とはいえ先述のように、おとな1人が東京~新大阪で「のぞみ」の普通車指定席(通常期)を使う場合、「エクスプレス予約」では1080円安い1万3370円になります。同様の条件で東京~名古屋の場合、片道980円安くなります。つまり、利用区間によっては1往復すれば充分に年会費の元が取れるのです。

 またほかにも、手持ちのクレジットカードで申し込める「プラスEX」というサービスがあり、こちらは東海道新幹線(東京~新大阪)のみの利用になりますが、税込540円の年会費で使うことができます(一部クレジットカードは対象外)。

 JR東海「エクスプレス予約」「プラスEX」への入会方法、サービス利用にあたっての注意事項について、詳細は次のページをご覧ください。

■「東海道新幹線ネット予約&IC乗車サービス」(JR東海)

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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