水原一平氏は「戦闘機ウン機分の額をスッた男」!? 大谷選手めぐる報道 兵器で考えるとトンデモない額だった!

戦車だともはや部隊が作れてしまう!!

 では、陸上自衛隊の装備ではどうでしょうか。2024年時点で最新鋭である10式戦車に関しては1両が約10億円といわれていますので、単純に28両購入することができます。

 自衛隊の戦車部隊は4両1個小隊というのが原則で、これが3つ集まると中隊になります。これに中隊長が乗る戦車、すなわち中隊長車が加わり、1個戦車中隊は13両で編成されます。なんと、水原容疑者の負け総額で2個戦車中隊が作られてしまうのです。改めて驚くべき金額であることがわかります。そして、勝ち分を引いた損失額でも約62億円ですので、6両は購入できてしまいます。

 なお、海上自衛隊で海外のフリゲートに相当するもがみ型護衛艦の場合は、1隻約480億円といわれていますので、半分以上の価格に相当します。

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スラローム射撃を行う10式戦車(画像:陸上自衛隊)。

 ちなみに、マカオやシンガポールのカジノに自社の資金をつぎ込んで実刑判決を受けた元大王製紙会長の井川意高氏は、勝ち分を差し引いた損失だけで106億8000万円あり、ほぼ航空自衛隊が保有するF-15Jが1機買える金額に相当します。井川氏は自身のX(旧:Twitter)にて、トータルの負け分は2兆円にもなると言及しており、この価格になると飛行隊が結成できてしまう、国家予算クラスの話となります。

【了】

【あ、胴体に皿乗ってるやつ!】これが、一平容疑者の負け総額とほぼ同じ価格のE-2Dです(写真)

Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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