アメリカン航空、政府融資枠55億ドル追加=旅行需要低迷で資金確保

 【ニューヨーク時事】米航空大手のアメリカン航空グループは25日、米政府から、低利融資枠54億7700万ドルの追加設定を受けることで合意したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で旅行需要の低迷が続いているため、3月の米経済対策に盛り込まれた航空会社支援の枠組みを活用し、当面の資金を確保する。

 同日、米証券取引委員会に提出した資料で示した。すでに5億5000万ドルを引き出した。融資枠は最大で75億ドルまで拡大する可能性があるという。米政府には、ワラント(新株予約権)を発行した。

 アメリカンは、同制度で47億5000万ドルの融資枠設定を受けていたが、上乗せした。

 米メディアによると、米航空業界では、デルタ航空とサウスウエスト航空が、追加融資枠の設定を見送る方針。ユナイテッド航空は、活用する可能性があるという。

 米航空各社は、今回利用した低利融資枠とは別に、従業員の給与支払い支援として、政府から補助金と低利融資を受けており、9月末までは、強制的な人員削減が禁止されている。

 ただ、旅行需要は前年同時期に比べ、3割程度しか戻っておらず、低迷長期化が見込まれている。政府による追加支援がなければ、各社は10月以降、大規模な人員削減を実施する計画だ。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント