独、P1を候補から除外=「日本と協力欠如で高リスク」―次期哨戒機で

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パリ郊外でのエアショーに出展された哨戒機「P1」=2017年6月(AFP時事)

 【ベルリン時事】ドイツ政府は9月30日、同国連邦軍が2025年をめどに調達予定の哨戒機の候補から、海上自衛隊が運用する国産哨戒機「P1」が正式に外れたことを明らかにした。議員の質問への回答書で、除外理由について「日本との協力関係が欠如しており、かなりの時間的、法的リスクを伴う」と説明した。P1はこれまで、英国などにも売り込みがかけられたが、失敗している。

 独政府は現在、現行哨戒機の米ロッキード・マーティン製「P3C」が退役する25年から、独仏が共同開発する次世代機の運用を開始する35年ごろまでの「つなぎ」に使う機体を選定している。P1はこの候補から外れ、米ボーイングの「P8」、欧州エアバスの「C295MPA」など3機が候補に残っている。 

 独政府は当初、P3Cの退役を35年としており、「つなぎ」の話はなかった。このため、日本は35年運用開始の独仏次世代機の共同開発に、P1の技術を提供する形で参加を模索していた経緯がある。しかし独政府は6月、老朽化が進むP3Cの運用終了前倒しを決定。日本も対応の修正を迫られたが、P1の欧州での軍用機としての認証取得は時間を要し、25年に間に合わせるのは困難とみられていた。

 P1が外れたのはあくまで35年までの期間で、それ以降の独仏共同開発への参画の可能性は残る。ただ、独政府は「つなぎ」の機体選定で「共同開発との関係性を考慮する」と説明。P1は今回の候補から外れたことで、35年以降についても見通しは暗くなった。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. ドイツも中コロ災害前の豪州と一緒で、中国にすり寄っているので機密保持を優先するべきでしょう。
    そうりゅう型潜水艦とP1対潜哨戒機の機密が中国に漏れたら、日本の危機に直結します。

  2. 当家の上空を飛ぶP-1はP-3Cよりうるさいので、いくら作戦海域に素早く移動できるといってもどうかと思っていました。