IR計画受け付け延期=来年10月から、コロナ影響―観光庁

 カジノを含む統合型リゾート(IR)で、観光庁は9日、最大3カ所の整備地域を選定する基準を盛り込んだ基本方針の修正案を公表した。誘致を目指す自治体から整備計画を受け付ける期間を2021年1月4日~7月30日から、同10月1日~22年4月28日に延期した。新型コロナウイルスの影響で自治体の作業が遅れている状況を考慮した。

 自治体の申請手続きがずれ込み、20年代半ばを描いてきた政府の開業目標に影響しそうだ。また、修正案にはIR事業者らと公務員の接触ルールや、感染症対策の項目を追加した。観光庁は9日から11月7日まで意見公募を実施する。

 修正案では誘致を希望する自治体に対し、IR事業者らと面談する際のルール作りを求めた。内閣府のIR担当副大臣だった秋元司衆院議員の絡む汚職事件を受けた対応だ。面談は庁舎内で複数の職員らで対応し、やりとりを記録することなどを例示した。

 IRにはカジノやホテル、展示場といったさまざまな施設がある。大勢の観光客らが集まれば、新型コロナの感染リスクが高まる。自治体には感染防止策と、感染者が発生した場合の対応をまとめた計画を作るよう求めた。ギャンブル依存症に関しては、対策基本法に基づく計画を策定し、適切に対処することを要請した。 

 政府は19年9月、前回の基本方針案を公表。審査基準として地域との良好な関係や経済効果を重視することを示した。当初は20年1月までに正式決定する予定だったが、汚職事件とコロナ禍で作業を先送りしていた。

 ◇IR基本方針修正案のポイント

 一、自治体からIR整備計画を受け付ける期間を21年10月1日~22年4月28日に延期

 一、新型コロナウイルス対策の計画作成

 一、IR事業者と公務員の接触ルールの策定

 一、ギャンブル依存症対策の計画作成

【了】

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