米、大統領選までに実現目指す=ロシアとの核軍縮合意

 【ワシントン時事】米ネットメディア「アクシオス」は9日、トランプ政権が11月3日の大統領選までにロシアとの間で核軍縮に関する合意を目指していると報じた。合意には「両国の核弾頭の凍結」、将来の多国間軍縮条約の枠組み、来年2月で期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)延長が含まれるという。選挙戦で劣勢のトランプ大統領は、外交実績としてアピールしたい考えとみられる。

 米側はこれまで、新START延長の条件として、すべての射程の核兵器を制限の対象にすることなどを提案。ロシア側は「成功の見込みがない」(リャプコフ外務次官)と一蹴していた。

 ただ、2日にオブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシアのパトルシェフ安全保障会議書記がジュネーブで会談し、何らかの進展があったもよう。5日にはビリングスリー大統領特使(軍縮担当)とリャプコフ氏がヘルシンキで軍縮協議を行った。 

 アクシオスによると、ビリングスリー氏とリャプコフ氏は来週前半に電話会談を行う予定。消息筋によれば、トランプ政権は早ければ1週間で合意可能と見ているという。だが、民主党のバイデン前副大統領は当選すれば「新STARTを延長する」と言明しており、ロシア側が選挙前にトランプ政権の提案に応じるかは不透明だ。

【了】

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