豪富豪パッカー氏、クラウンの「誤り」認める=中国事業で

 【シドニー時事】オーストラリアの富豪ジェームズ・パッカー氏は、自らが主導していた豪カジノ最大手クラウン・リゾーツが、中国で許可を得ていない事業を非公式事務所で展開する決定を下したことについて「法令順守上の大きな誤り」だったと認めた。事務所の件については、2016年10月に従業員が逮捕されるまで把握していなかったという。豪紙オーストラリアンが6日伝えた。

 パッカー氏は、豪南東部ニューサウスウェールズ州独立酒類・賭博管理局(ILGA)が調査のために開いた公聴会に出席。クラウンが中国・広州で非公式事務所を運営していたことを認識していなかったと証言した。

 クラウンのローワン・クレーギー前最高経営責任者(CEO)は先の公聴会で、非公式事務所に関して、賭博が違法の中国本土でクラウンの存在を隠す意図があったと話した。中国政府は当時、本土の国民に対して海外での賭博に勧誘していた外資系カジノ事業者の摘発を進めていた。

 パッカー氏は、中国本土で事業をしていても、事務所がなければ法律に違反しないという法的な助言については知らなかったと指摘。だが「やっていることは合法的との法的な助言があったと考えている」と述べた。

 ニューサウスウェールズ州当局は調査を通じて、クラウンに与えたシドニーのカジノ免許を維持するかどうかを判断する。特に中国で意図的に法律に違反したのか、こうした問題に無関心だったのかなどを調べている。

【了】

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