割引どうなるの?=GoToトラベルで制限―ニュースを探るQ&A

 政府の観光振興策「Go To トラベル」事業をめぐり、大手の旅行予約サイトが割引適用を制限する事態となっている。10月から東京が対象に追加されたことで制度の利用が増え、給付金枠が不足してきたためだ。予算にはまだ余裕があるが、利用者にどのような影響があるのか探った。

 ―割引の内容は。

 宿泊や日帰り旅行の代金のうち35%分を割り引き、15%分は旅行先などの買い物に使える地域共通クーポンとして発行する。補助の上限は1人1泊当たり2万円で、日帰りなら1万円だ。

 ―制度自体に問題は?

 連泊や利用回数の制限を設けておらず、財源がなくなり次第終了する予定だ。トラベル事業を取り扱う旅行代理店や予約サイトには、運営事務局からあらかじめ割り当てられた給付金の枠があり、利用者の増加を受けて使い切ってしまう恐れが生じたんだ。

 ―割引は満額受けられるの?

 既に一部地域への旅行について販売を終了しているサイトもある。一方で、1回目の旅行には満額支給していたり、回数制限を設けていなかったりするところもある。

 終了や割引制限しているサイトでも、観光庁による給付金枠の追加配分を受けて販売の内容を見直す動きもありそうだ。地域共通クーポンは今回の制限の対象外で、満額を受け取れる。

 ―これからどうなるの。

 観光庁が公表した利用実績によると、7月22日から9月15日までの間に、少なくとも1689万人が宿泊し、割引支援額は735億円に上る。予算総額は1兆3500億円だ。今回は一部サイトで制限の動きが広がったが、予算はまだ潤沢にある。赤羽一嘉国土交通相は「予算の執行状況を見ながら可能な限り長く実施したい」としている。

 ただ、制度の利用増加で予算枠を使い切ってしまうと、追加の財源措置がない限りは打ち切りとなる。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント