中国、5年計画で海兵隊強化=「初歩段階」脱却急ぐ

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中国の習近平国家主席=9月8日、北京(AFP時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は13日に行った海軍陸戦隊(海兵隊)の視察で、現在策定中の第14次5カ年計画(2021~25年)による戦力向上を訴えた。上陸作戦を担う陸戦隊は、台湾や沖縄県・尖閣諸島などへの侵攻を想定するだけでなく、世界各地への展開も目指し規模を拡大した。だが、実力は「初歩段階」にとどまっており、習氏は早期の質的転換を求めた形だ。

 陸戦隊は17年に組織改編が行われ、2個旅団(約1万人)から約3倍に増員したとみられている。改編前は、南シナ海を管轄する南海艦隊の下に置かれていたが、独立した指揮系統を持つ組織に移行した。

 14日付の中国人民解放軍機関紙・解放軍報によると、習氏は13日の視察で、組織改編の成果に対し「十分な肯定的評価」を与えたという。一方で、習氏は「(第14次5カ年計画で)現状を踏まえ長期的な視点で、突出した矛盾と現実的な要求を解決しないといけない」とも述べた。 

 習氏の指示は、陸戦隊が必要な能力を獲得できていない現実を反映している。国営新華社通信は今月5日の記事で陸戦隊の作戦能力について「初歩的」と評価した。

 9月に公表された米国防総省報告書は、増員された兵力の訓練や装備の不足を指摘。同報告書は「(陸戦隊に)4個旅団が新たに創設されたが、十分な作戦能力を備えているのは元の2個旅団だけだ」と断定した。

 こうした現状を踏まえ、習氏は視察で「訓練の水準と実戦能力の向上」を強調した。今回の視察を受け、陸戦隊の訓練がさらに強化され、強襲揚陸艦「075型」をはじめとする装備の配備が加速することになりそうだ。

【了】

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